こんにちは、合間をみつけて読んでた本「腐る経済」ちょっと変わった経歴を持つパン屋さんの書籍。こんな時期で、さらに(文字通り)里山に暮らし、小さいながらも地域環境に影響を与える仕事をしている自分には結構心に刺さる内容。

拡大して太り続ける経済は成長で豊さをもたらしてもその反面悲劇も生んでいてる。やはり犠牲を伴う豊さっておかしいでしょというのがこの本で一貫して言っている事。

「腐る経済」とは菌と一緒で、人間の営みに合わない物は淘汰され、土に帰り循環するような経済が人の営みに必要な経済とのこと。東京住まいのときと違いかなり地域に近い暮らしをしているので、イメージしやすく面白い。

この里山の経済も、社会とつながって回り成立する経済。システムとなって独立した経済は企業や資本家のための経済で、人のための経済ではないと言うのがこうした場所・地域で仕事をしているとよくよく感じます。

 

C785ABA1-7970-4017-B864-1A0E0E082D4D_1_105_c

地域で暮らす 西湘の工務店機能を持つ設計事務所 テノアト設計工舎