横浜ぬのやリノベーション、今回は漆喰壁をオーナーのKさんと塗る。養生、下地処理、塗装と、大分セルフビルドに慣れてきた様子で、養生をお願いすしても、細かい指示がなくともテキパキと要領よく施工。オープンが間近にもかかわらず落ち着いて丁寧に作業を進めてくれています。こうした工事終盤になると引っ越しやお店のオープンが差し迫り、セルフビルドを含めた工事もついつい焦りがちになるが、こうしたクライアントの、家や、お店への愛情を感じる振る舞いを見ると、オープンが差し迫っている状況でも再び気が引き締まり、心地よい一体感の中現場を進められる。

漆喰に〇〇を入れてみる
今回元々の呉服屋さんは1/3程のスペースを残す予定で、お店と仕切るために新しく壁を設置。その壁はエントランス正面になるために呉服屋らしく、そしてお店の顔になるように仕上げてみようということになった。ちょうど解体した際にでた本畳があったので、それを切り刻み漆喰に混ぜ、ちょっとした漆喰壁のアクセントとして効かせようということ。

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DIYで思い通りの仕上がりに
サンプルを造りいい感じの仕上がりを確認。ホームセンターやネットでも漆喰に入れる藁は買うことができるのだけど、大抵のものはあく抜きという処理済のモノ。灰汁とは言うが、仕上がりとしては優しい黄色が、混ぜた藁の形で現れ、とても良い風合いになる。これも狙って畳の藁を混ぜた。混ぜた後はオーナーとひたすら塗る。初めての試みだったのでちょっと不安だったが、サンプルの仕上がりを信じ乾くのを待つ。思い通りの仕上がりにほっと一安心。オーナにも満足いただき次の工程へ。次は家具とカウンターの造作。
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