こんにちは、(かなり前の話になりますが)この間のアメリカ大統領選。
ふたを開ければ接線の末トランプ氏の当選、パフォーマンスや
言動の派手さが連日報道さえていましたが政策、公約がしっかりと国民の
支持を得ていたことがようやく証明されました。
そしてそんな中、日本では「トランプショック」なるもので円高株安が進
むとの予想が。円高が進めば輸出企業が儲けることができず、デフレのか
らなかなか抜け出せない(進行する)。株安による金利もさらに下がるこ
とが予想されます。
低金利でローンが組めるものの、そのままデフレが進行すれば、借金負担
がさらに増加するため、インフレを狙ったアベノミクスで上がりかけた
消費者の住宅に対する購買意欲もまた上向きにならず。
そんな中の住まいの購入は慎重に慎重を重ね答えを出す必要が。
昔のように借金の価値が時間とともに下がる時代ではないので
(そんな時代があったのが信じられない!)借り入れを含めた
資金計画が住まい造りのスタートでありながら、足元を固める
重要なフェーズとなるのは間違いありません。
キッチンが・・床暖房が・・等のとても楽しい話はあとにとっておいて
何よりもお金の計画。
ざっくりとですが以下のように進めるのがベターです。
1、収入、支出、貯蓄額の把握から無駄な支出がないかチェック
→家計簿をつける
2、家族のライフプランを作成し、三大支出(住宅資金・教育資金・老後資金)
のバランスを考える。
3、いままでの貯蓄額からどのくらいの金額を頭金に捻出できるか検討。
4、他からの資金援助額を確認する
5、毎月の支出のうち、住宅ローンにいくら充当できるのか検討する(ローン返済額)
6、大体の借入金額を決める。
7、住宅ローンの返済期間の決定
8、どこの金融機関で借りるのか決める
9、いくらくらいの予算で住まい造りができるのか決める。
10、設計事務所や工務店に相談
こんな流れです。
決して住宅雑誌などにある設計事務所や工務店の「○○万円でできました」や
「坪○○円」というのが住宅の値段ではなく、こうしたフローを経て出てきた
金額が、あなたの住宅の価格になるのです。その答えを出すには大変作業を伴いが
こうした足固めが大事なのです。
設計事務所や工務店にはいくらできるかを聞くのではなく、
「いくらで造りたい」よく伝えてください、そこに今まで培った経験と技術で
答えを出すプロ達なのですから。
もちろんテノアト設計工舎ではこの資金計画や土地探しからも相談にのります
のでお気軽にご相談ください。
少し長くなったので、このフローの詳細についてはまた何回かに分けて書きたい
と思います。
〜DIY・セルフビルドを設計に取り入れる大磯の設計事務所テノアト設計工舎 岸田壮史〜
大磯町・二宮町・平塚市・小田原市・秦野市・中井町など西湘地域を中心に参加型の家づくりを提案します。