こんにちは、日増しに寒さが強くなり、現場(シャワー完備)に泊まるのちょっとためらいがちに。そんな二宮団地リノベーション今回は家具の製作について。

それほど広くはない部屋ではありますが、造り付けの家具を5つほど造りました。収納、靴箱、洗面台、ベンチ、そしてキッチンと、かなり大変な作業でしたが、部屋に合わせ家具を造れば、当然のことながら無駄なスペースもなくなり部屋にぴったりとおさまり、広くない部屋の隅々まで無駄がなくなるゆえにここはやろうと決めていた場所。普段の注文住宅の現場で、大工さんの作業をみているとその難しさ、わかっているつもりでしたがいざ手を動かせば想像以上に難しくやっぱり引き返そうかの連続。それでもなんとかつくりました!

キッチンはラワンの板材で箱を造り、そこに解体現場から持ってきたステンレスのシンクを再利用!それを壁に取り付ければ下がフリーとなるキッチンカウンターの完成。ほとんどが現場のあまり材で造りましたが、なんとか形になったのを見るといかに現場で無駄が多いかを痛感。あまり材を現場で消化できる余白を設計に入れだけで大分無駄が減るかもなと考える。
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システムキッチンのように箱状のキッチンを床に置くのとは違い、床面が見えますので、面積以上の広がりがキッチン廻りに生まれました。さらに、キッチンにはシンクとは別の解体現場から手に入れた茶ダンスの引き出しを利活用。いい味出ています。あとはガス屋さんや水道屋さんにガス管や水道管をつないでもらえば使えるキッチンに。

同じく茶ダンスについていた引き違いの戸を使ったベンチも造作しました。といってもここは本職の大工さんが製作。扉の溝を掘ったり、流木でベンチの脚を造ったりとおさまりにこだわりすぎて自分では手が付けられなくなり、大工さんに助けを求めました笑。
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セルフリノベーションとは言いつつも、もちろん専門の業者さんにお願いしてはいけないということはなく、こだわりたいところは手を借りながら造ればよい。それも楽しみながら作るコツですね!