こんにちは、西区の新築住宅は、DIY工事も終わり、最後の最後の仕上げ工事に入っております。最後とはいえ劇的に空間が変わる工程なので、ここも施工管理者として現場の確認と記録、調整を引き続き繰り返します。(毎日現場に通い流石に体に疲れが溜まってきたのですが出来上がる空間を見るたびにそれも忘れてしまうんですね笑)
■ルーバーの取り付け
外回り最後の仕上げはこのルーバー。前回DIYで塗装をしましたピーラーの木を大工の若松くんに取り付けてもらっています。前日に原寸の木でお客さんとともにピッチを確認し取付位置を決めています。室内が暗くなりすぎず、程良く目隠しになる寸法となっています。粛々と取付、1日で完成。朝の日差しが木目を浮かび上がらせ美しい外観となっています。自然素材が作る建物のファサードが広くない通りを柔らかく彩ってくれます
■階段横の壁ポーターズペイント
スタイリッシュな階段の横にポーターズペイントという特殊な塗装を施工しました。ポーターズペイントは石灰と骨材(ゴツゴツした小さな粒)が入った塗料で、刷毛で塗った跡が味として残る塗料。漆喰のような左官材とも違う、刷毛の細かな模様が仕上がりとなります。この階段の上には大きなトップライト があり壁にあたる光が時間とともに変化する様はずっと見ていられる程この家の素敵スポットになっています。大きな模型を造って検討重ねたこのプラン、狙い通りになってよかった!
■キッチンの木板貼り
2階のキッチンからパントリー、作業部屋へと繋がる細いスペース、この長さを生かす遊び心のある仕上げをしてみようとキッチンから奥の端まで繋がる細い棚の間に細くツガの無垢板を貼りました。効果は抜群でこの変わった空間にさらに奥行きが生まれました。
自然素材で空間を造る 西湘・中郡の工務店機能を持つ設計事務所 テノアト設計工舎