こんにちは、以前から設計を進めていました、横浜市神奈川区のリノベーション工事始まりました。こちらのプロジェクト、オーナーのご実家でもある大正時代から続く呉服屋さんを飲食店にリノベーションするもの。オーナーは1年かけ出店場所を探し、行きついたところは自身のご実家。呉服屋さんの規模縮小もあり、東神奈川駅徒歩5分ほどの場所に飲食店をオープンする流れとなりました。2つの店舗がバラバラになるのではなく、古くからある呉服屋の記憶を街や通りに残しながらお店を造る予定。
お店の外観はこんな感じ、廻りはマンションが立ち並ぶ中、切妻型の立派な木造建築が通りにポツンとあるためすごく目立つ。幸いにも呉服屋らしい大きなショーウィンドウが残るため、ここを生かすようプランニングをしました。
すべて呉服屋スペースだった場所は、図面のように真ん中には厨房を据えて、南(右側)に呉服屋、北(左側)に客席、そして通り側(ショーウィンドウ側-図面下側)にはカウンターと空間を無駄なく使います。と決まっているのはこのくらいで、仕上げは造りながら考えます。何ともリノベーションらしい方法です笑。限られた予算の中の工事、オーナーにはたっぷりとセルフビルドをしてもらいながら進めます。終わるころには愛着が空間からにじみ出るような場所になるでしょう。これから解体工事始まります。
店舗リノベーションもセルフビルド・DIYでやります! 西湘、大磯の工務店機能をもつ設計事務所 テノアト設計工舎岸田壮史