セルリノベーション仕上げ工事の山場、漆喰塗り
こんにちは、鎌倉のリノベーションは前回より引続き、平日は大工工事、土日はDIYで現場が進んでいきます。塗装の後は漆喰工事。今回最も大掛かりなDIY、もともとあった和室の砂壁に漆喰を塗っていきます。
新しく石膏ボードに漆喰を塗るのとは違い、こうした既存の壁に塗る時に気をつけないといけないのが、砂壁のもつ「アク」。しっかり下処理をしないとあっという間に黄色いアクが浮き上がってくるんです。
ということで真壁の柱や長押にしっかり養生をした後(お施主さんも大分手慣れた手つきでテキパキと作業を進めています)はシーラーを2〜3回行います。おすすめはペンキくらい白くなるシーラーで、シーラーの時点で
アクを確認できるんです(透明なタイプだとちょっとわかりづらい)
シーラーの後はいよいよ漆喰を塗ります。塗る材料はお施主さんが用意した粉の大和漆喰。前日に練って寝かせて置いたものです。テノアトでちょっとこての使い方をレクチャーした後はご夫婦でひたすら塗っていきます。
海藻の香る漆喰
数多くの漆喰が販売されていますが、今回の漆喰は昔からある純粋な漆喰。漆喰の成分は主成分が消石灰で、後は塗りやすくるためや、をつけるために混ぜ物をするのですがこちらの漆喰はとろみを海藻でつけている模様。
どこまでも自然素材。磯の香りが部屋に立ち込めます(近くに海でもあるのかなと感じるくらい)
漆喰を塗り切ればすぐに養生を剥がして後は乾くのを待地ます。仕上げはほのなにコテむらが味となる良い仕上がり。アクが出ないことを祈るのみです。(ラワンの塗装が古めかしく漆喰によく合う)
自然素材でDIY セルフリノベのサポート 西湘二宮町の工務店機能を持つ設計事務所 テノアト設計工舎