ちょっと前ですがテノアトの拠点、西湘からちょっと入った寒川町でリノベーション工事が
着工しました。平屋の鉄骨造の建物を改修するプロジェクトで、水廻りを作り直し、
6畳間2部屋+キッチンの部屋を間仕切りを取り払いながらの広々としたLDKスペースをつくる
というもの、お客さんも家具を造るお仕事をされており、セルフビルド・DIYに全く抵抗なし。
塗り壁や、タイル貼、ちょっとした大工工事などかつてない量のセルフビルド工事が設計
盛り込まれています。
今回のこの工事、工程が2期に分かれており、まずは水廻りの改修工事を行い、その後お引越しを
されてから、住みながらのLDKリノベーション工事となる予定、いっぺんに行う工事ではない分
2期工事までの(仮)住まいができるなインテリアのクオリティを確保しつつもそれを最低限に
抑えるような設計が求められました。2期工事で塗る予定の壁は石膏ボードのままだったり、天井は
合板仕上げなど、通常であればハードな仕上がりになる個所もありますが、2期工事も見据えると
この仕様が最適解だろうとお客さんにも十分納得の上で工事を進めることとなりました。
そしてまずは解体工事、在来の洋室を解体屋さんがひたすら壊して行きます。
残すところはしっかりと養生をしての工事開始。改修工事は仕上がっている箇所の
横で大々的な工事を行うので、この養生が仕上がりを左右するといっても大げさでは
ないのですね。
あらかたすっきりしたとこで大工さんへと引き継ぎます。
壊すと予期せぬことが起きるのも改修工事の面白いところ、若干の設計変更を
伴いながらも工事は進みます。