北本市のの新築住宅、基本計画が進んでいます。製作キッチンの位置や、水廻りの使い勝手などの話し合いの末プランもあらかた決まりつつあり、こまかい設えについて話を詰めている最中。そして今回の打ち合わせの際に話になったのが座卓の使い方について。最初は窓際にテーブルを置き、そこでPC作業をするなどの話で設計が進んでいたのですが、よくよく聞くとお客さんは座って座卓で作業をしたいとのこと。

それならばと、先日リノベーションした二宮団地でも製作をしまたベンチ兼座卓はどうでしょうとご提案。このベンチ以前にも書かせてもらったのですが、最初は座卓にするつもりは全くなく、人が来た時にちょこっと座れるただのベンチとして設置する予定でした。寸法的にもベンチの座面が座卓に近い高さになるため、それではとちょっと予定のつくりと変えたのでした。胡坐を書いた際に脚がぶつからないようにと下の板を内側に寄せたのと、つま先くらいなら入るだろうとベンチをちょこっと浮かせています。

こうして決まったベンチは「用」と「美」を兼ね備えた、日常生活と切り離すことのできない家具として存在しているます(少なくとも私はそう思っています笑)。話はそれましたが、お客さんと対話を重ねながら、北本市の注文住宅ゆっくりと、確実に進んでいます。次回は設計契約をし、これから予算のこれを当たりをつけながら実施設計と進んでいく予定です。
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余談ですが後日はみうらじゅんフェスで神奈川川崎アートミュージアムまでみうらじゅんの幼少から今までのコレクションの展示。笑ってしまうくらいの膨大な量。
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写真はアウトドア般若心経

「西湘で豊かな暮らしを自分で造る」テノアト設計工舎 岸田壮史