テノアト設計工舎では3つのデザインを住まいに取り入れます。リノベーション、新築にかかわらず、造る時には自由に楽しく、住めば使いやすく長持ちの住まいを設計・提案します。
●つくり方のデザイン~設計にDIY・セルフビルドを取り入れる~
テノアトではクライアントに積極的に住まい造りに参加してもらうことを勧めています。家の専門家ではない人が住まい造りに参加するのは難しく、敷居が高く感じるかもしれませんが、決してそんなことはありません。家造りの工程を解体して、できること、できないことに振り分ければクライアントが参加できる場所は結構あるのです。仕上げは粗くなっても職人さんの代わりを担えばその分コストダウンが可能に!。あとは「楽しみたい/納得したい/関わりたい」という思いが強ければ、苦労を苦労と感じない家造りができるでしょう。そしてテノアトはパッケージ住宅のように消費材として家を扱いません。住まい造りにクライアントがDIY・セルフビルドを通して住まい造りに参加してもらうことで、これまでの消費者と作り手の関係を変え、同じ作り手として立場を整えることで、住まい造りでもっとも重要なクライアントと障壁のない密なコミュニケーションを実現します。
●時間のデザイン~ライフプランに合わせた住まいの提案~
●今必要ないものはいま作らない
ライフプランやライフスタイルは人それぞれ。住み方に合わせて家が出来上がっても良いはず。テノアトではライフプランやコストとのバランスを吟味しながらか『今造らない』を提案します。例えば、家族がまだ増える予定がない時にあらかじめ部屋が3つも4つもあるのもおかしな話。◯LDKにとらわれず、ライフプランにあわせた住まいを提案します。自分の生活を改めて見直せば『今必要じゃない』そんな場所が見えてくるはず。最低限の今するべきことに集中するのがコストをかけない秘訣です。
●メンテナンスのできない住まいは作りません
自然素材を勧めるからこそ手入れにのしやすさにはこだわります。最初は綺麗に塗装がされている木板でも風雨に晒されれば必ず塗装が落ちてきます。メンテナンスができずに大掛かりな足場にコストがかかればせっかくのコストダウンが水の泡。長持ち、長生きで誰でも手入れのしやすい作りを提案します。
●カタチのデザイン~無駄なカッコよさをなくしコストを抑える~
奇抜でカッコイイ建物やインテリアは作りません。複雑で難しいは建物は、デザインを工夫した分の労力がコストとしてかかります。住まいをが作られるコストはその大半が人が動くことにことによって生まれる労力です。コストを抑えるポイントとして、その労力をいかにかけないかの勘所がとても重要です。目を引く奇抜な建物はそれはそれで魅力的ですが、そこをあえてテノアトでは建物をシンプルにし余計な労力を生み出しません。屋根の形、プランの形、家具の形ひとつまでシンプルで無駄のない作りを目指します。シンプルな中にある、使い勝手、住みごごちの良さ、空間の豊かさを追求します。いつまでも使うものだからベーシックで飽きのない『暮らしの中の住まい』を提案します