住み手、使い手に愛される建築

こんにちは。先日仕事の合間をぬって二宮団地から車で5時間、金沢へ、こうしてちょっと遠出もしても見るのは建築ばかりになる。(奥さんも幸い建築学科出身、良かった)金沢でどうしても行ってみたい建築があり、ようやく今回行くことが出来た。

イヴェールボスケというケーキ屋+カフェで、田園風景の中にポツンとある方形屋根の平屋の建物。今進んでいる北本の家も平屋で素朴な佇まい。これは参考になると外観から舐め回すように見るのでした(職業病の一種です)。外観は杉板を黒く塗っりつつも木目を感じられるステイン仕上げ、屋根は鈑金の波板、この構成がシンプルな建物の形によく合う。室内(撮影不可)は外観と同じく落ち着いた暗めの仕上げで、窓に切り取られた田んぼがどこまで見える。お喋りを控えて過ごすのがここでのルールで、時間を忘れてここでも食事を楽しむことができる。

何より店主がこの建物を愛しているのが印象的で、外に出てまで同じ職業病に侵された建築人と思われる人に、細かく建てた時のエピソードトークをしていたのが印象的だった。また来たい、何度でも来てみたい場所でした。

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すみごごちの良い注文住宅 西湘・大磯の工務店機能を持つ設計事務所 テノアト設計工舎岸田壮史