リノベーションの模型を造る意味
こんにちは、大磯・山の上戸建リノベーションは設計もよく詰まってきたところで、今までリノベーション後の姿を、図面だけで確認をしていたが、ここで内観のヴォリューム感を確認をすべく、建築模型を作成。

今回作ったのは1/30サイズの模型で、覗き込めば内観の構成が一発でわかる。建物内部のリノベーションで製作する設計図の一つに展開図があり、これはそれぞれの部屋の中心に立っって東西南北を見たときの立面を表現する図面で平面図と同じく、内部リノベーションでは必要不可欠な図面になる。

ただこれだと一面一面がどうしてもバラバラに表現をされてしまうために、本来立体を表現するための情報としては不十分。ここで図面の内容を補足すべくリノベーション模型の登場です。僕も学校を卒業後、勤めて初めて作った模型が現場で本当にその通りに出来上がってくるの見て、えらく感動したことを思い出します(当たり前なのだけど)

リノベーションの模型で工事をよむ
そして模型を作る段階で、納まりも、工程も予想ができるようになるため、工事が始まる前で作っておくと、工事の(労力を要する)抑えどころが不思議と見えてくるのです。造るのが難しい模型は工事も難しくなる。これは間違いないですね笑。
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お客さんにも完成後の姿を確認してもらい、希望が実現できそうで喜んでくれたよう。しかしこの設計を実現するのも、この先のコスト調整次第。さらに気を引き締めます。

丁寧な設計を丁寧に施主に伝える 西湘大磯・二宮で活動する テノアト設計工舎 岸田壮史