二宮町で増える空き家
こんにちは12月の頭になるのですが、二宮町の一色小学校で二宮町の地域再生協議会が主催する、空き家対策講座を二宮町民かつ建築の専門家としてお話をさせていただきました。

内容は空き家とは言いつつも、空き家としてではなく資産として家を残すよう快適、長持ちするためのリフォームのコツ。もちろん建築家のように過去の華やかな実績とともに、思想を語るわけでもなく、あくまで基本的なリフォームの抑えどころの話。工務店機能をもちながら丁寧にリノベーション住宅や新築住宅をつくるテノアト設計工舎にはこちらの方がしっくり来る。資料をたっぷり用意をし、お話しさせて頂きました。(2時間の持ち時間,かなりのボリューム感です)

二宮町の百合ヶ丘の二宮団地は、もともと里山だった場所を切り開き、隣の隣町の平塚市などのベッドタウンとして、高度経済成長時の住宅不足に対応するために、戸建て、集合住宅からなる住宅地として開発をされました。しかし平塚の産業も縮小し、人口減少、東京一極集中で二宮団地もベットタウンとして機能することがなくなり、さらに高齢化も加わって、このあたり一帯は空き家が増えているのです。

しかし、ここは都心から約1時間でありながらちょっとした田舎暮らしも可能な場所。(詳しくは二宮団地のサイトを!私も暮らし体験ライターとして参加しています)きっとライフタイルの軸を豊かな暮らしにされてる方には住みやすく、おまけに土地も安い。簡単ではありませんがそんな方が増えることが、二宮の空き家対策の手立てとなるはず。

長く住み続けられる家とリフォームのお話
今回の私の役割はまずは今二宮にお住いの方が少しでも快適に暮らし、さらに住宅を資産として残せるようにと、修繕も含めたリフォームの勘所をお伝えすること。構造、断熱、防水など基本的な話ですが、二宮にお住いの方は熱心に聞いていただけたようです。少しでも今後のリフォームに活かしていただきつつ、家が空き家となっても魅力的な空き家として次の方が安心して住める家になって欲しいと願いお話をさせてもらったのでした。

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Dg_YEcEU8AApFxt二宮団地のある二宮町百合ヶ丘地区は70坪から100坪ほどの敷地面積の素敵な空き家がたくさん。

二宮、大磯の空き家のリノベーションなら、西湘の工務店機能を持つ設計事務所テノアト設計工舎