二宮コミュナルダイニングもお披露目まであと少し。
DIYセルフビルドと、各業種の職人さんの力を借りながら
仕上げ工事も進みに進み、ついに完成形が見えつつあります。
このあたりなると、実際の積み上げが形になる充実感半分、
引渡しで手塩にかけた建物が自分の手から離れていく寂しさ半分
という少し複雑な感情に襲われます。

しかし今回の仕事は行く行くは
というか、すぐにでも自分たちでスペースが使えるのが良いところ。
(コミュナルダイニングだからね!)今までは住宅の設計施工が
多かった私ですが、住宅のように個人に対しての仕事と違い
今回は自分も含めた地域の方に対する仕事。この自分達でオスモワックス
を塗った机も、自分で使うとなると、製作のモチベーションも少し変わって
きます。(きっと今までセルフビルドをやっていたお客さんももこんな気持ちだっ
たのだろう)

もう完成ということで家具の紹介
机はもともと入っていた店舗の天井で使われていた杉材を再利用したもの。
これを少しだけやすり掛けをし、セルフビルド塗装を施し足をつけ完成。
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杉のあらさの目立つ裏面とつるっとした表をミックスして表情を生み出しています。
このあたりチョウハシさんのデザインセンスが光ります。

 

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ベンチももともとあった丸太に製作の鉄脚をつけています。このシャープさが
丸太の野暮ったさをなくしとてもよい、ここも座面をやすりでつるっとさせ
塗装をして完成、やすりも塗装ももちろんDIY、簡単にできます。

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お昼にピザ窯の試運転、冷凍ピザが異様にうまく感じる。
ピザも焼ける薪ストーブがあったなと思い出すが同時にいいお値段だったのを
思いだし妄想が虚しさにしかならず。

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28日にシンポジウムに講演される群言堂松場さんもおっしゃっていた
拾う文化がきゅっと詰まった場所。商店街とともに団地コミュニティが
発生する場所となる予定です。楽しみ。

〜DIY・セルフビルドを設計に取り入れる大磯の設計事務所テノアト設計工舎 岸田壮史〜
大磯町・二宮町・平塚市・小田原市・秦野市・中井町など西湘地域を中心に参加型の家づくりを提案します。